【2022年最新版】リード獲得ツール25選 比較・検討方法や無料で試せるツールも紹介

リード獲得とは、様々なマーケティング手法や施策を駆使して、見込み客の情報を集めることです。売上や利益という最終的な成果につなげるための第一歩として、非常に重要なプロセスとなります。

効率的にリードを獲得するためには、専用のツールを活用することが近道です。そこで本記事では、リード獲得のために役立つ様々なツールについて、マーケティング手法や施策の種類ごとに紹介します。

リード獲得について

冒頭で述べた通り、リード獲得はマーケティングにおける非常に重要なプロセスであり、マーケティング活動の入り口とも呼べるものです。以下、そもそもリードとは何かということに加え、リード獲得の流れや目的などについて解説します。

リードとは

リードとは、将来自社の製品やサービスの契約に至る可能性の高い、いわゆる見込み客のことを指します。Webフォームや電話・メールによる問い合わせ、メディアに掲載した広告からの流入など、その獲得ルートには様々なものがあります。

リードに対し、自社の製品やサービスに関するお得な情報を提供したり、有益なイベントやセミナーへの参加を促したり、商談を繰り返したりして、受注へとつなげていくのです。

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リード獲得の流れと目的

リード獲得は「リードジェネレーション」とも呼ばれ、その最終的な目的は売上や利益を増やすことです。

リードは、自社の製品/サービスに関わるテーマに一定の関心を持っている場合が多いため、その後のコミュニケーション次第で契約が実現し、売上や利益の成果に結び付けることができます。

こういったリード獲得後のコミュニケーションをリード育成、もしくは「リードナーチャリング」と呼びます。この一連の流れを実現するため、様々な手法や施策が存在するのです。

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売上戦略や課題を整理してツールを選定しよう

近年ビジネス環境の変化に伴い、マーケティングの手法や施策はますます多様化する傾向にあり、それを効率的に実践するためのツールも数多く存在します。

リード獲得ツールを選ぶ際には、自社の売上戦略や解決したい課題などに沿って、導入する目的を明確にする必要があります。

昨今のツールには機能が非常に充実しているものが多くありますが、言い換えればそれは、目的を明確にしないままではうまく使いこなせず、形骸化への道をたどってしまうことに他なりません。

リード獲得から始まるマーケティング活動を成功させるためにも、まずは目的を明確にした上で、ぜひ以下を参考にして自社に合ったツールを選定してください。

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マーケティングオートメーションツール(MAツール)

マーケティングオートメーション(MA)とは、マーケティング活動を自動化し、効率を高めることです。

それを実現するためのマーケティングオートメーションツールの活用により、リードの獲得から商談までのプロセスを自動化し、多くのリードに対して効率的に育成を進めながら、成果の最大化を図ることができます。

マルケト

「マルケト」はマーケティングに関するあらゆる機能を集約し、規模や業種を問わず世界5,000社以上の企業で導入されている統合MAツールです。

メールマーケティング・モバイルマーケティング・デジタル広告・Webパーソナライゼーション・マーケティングアナリティクスなど、多くの機能と手厚いサポートにより、本格的なMAが実現できます。

Marketing Cloud Account Engagement(旧:Pardot)

「Marketing Cloud Account Engagement(旧:Pardot)」は、セールスフォース・ドットコム社が運営するMAツールです。

顧客行動のトラッキング機能やスコアリング機能により、リード獲得からコンバージョンまで一元的に管理できるほか、同社が提供するSales Cloudとの連携により、マーケティング活動とセールス活動のより実践的な融合に役立ちます。

SATORI

「SATORI」はSATORI株式会社の運営する純国産MAツールです。Webサイト上で特定条件を満たしたユーザーに入力フォーム等をポップアップ表示するなど、リード獲得を自動化できるほか、リードの育成やスコアリングの機能も充実しています。

また、オンラインマニュアルや設定等のスタッフサポート、導入セミナー等、充実したサポート体制も特徴です。

Web広告ツール

リスティング広告・ディスプレイ広告・動画広告など、インターネット上で配信されるWeb広告は、その特性を活かして幅広いターゲットにアプローチが可能です。Web広告ツールの活用で、より効率化することが可能になります。

アドエビス

株式会社イルグルムが提供する、広告効果測定プラットフォームです。デジタルマーケティングにおける、データの計測・分析・活用が可能で、複数の広告媒体を一元管理できるので、担当者の作業効率化にもつながります。

また、Web広告だけでなくWebコンテンツ・サイト検索・自然検索・コンバージョンまであらゆるデータを集計・分析できます。

Shirofune

Shirofuneとは広告運用アルゴリズムを搭載した、広告運用自動化ツールです。キーワードの提案機能や改善施策が自動提案されるなど、広告運用の経験やノウハウがなくても簡単に広告運用ができます。

広告運用の無料診断では、結果に基づく改善点とネクストアクションを明確になり、成果改善のポイントが分かりやすく提案されます。

Web接客ツール

Web上では、実店舗などリアルな環境と比べ、どうしても顧客とのコミュニケーションが限定されてしまいます。Web接客ツールは、オフラインのようなリアルタイムで密な接客を実現することで、そういった課題の解決を図るものです。

Repro

「Repro」は、Webサイトやアプリにポップアップを自動で表示できるツールです。ユーザーの属性や行動履歴に基づき、資料請求やセミナー参加などにつなげるポップアップを表示することにより、リードの獲得が見込めます。

KARTE

「KARTE」は、ユーザー情報把握のリアルタイム性が特徴のツールです。蓄積・解析されたユーザー情報を元に、リアルタイムのユーザー感情を可視化し、そこに対して適切なアクションを起こせる点が最大の特徴です。

LINE・Facebookメッセンジャー・プッシュ通知など多くのツールでのアプローチが可能で、機会損失の最小化が見込めます。

営業支援ツール(SFAツール)

営業支援ツールは、SFA(Sales Force Automation)ツールとも呼ばれ、営業活動における顧客管理や案件管理を自動化し、効率を高めるツールです。散在しがちな顧客情報や案件情報を一元管理することで、効率的な営業活動が実現します。

Sales Cloud

「Sales Cloud」はセールスフォース・ドットコム社の運営する営業活動支援に特化したSFAツールです。顧客管理機能や案件管理、売上予測などの機能が充実し、カスタマイズ性も高いことからSFAサービスで世界トップシェアを誇ります。

Senses

「Senses」は使いやすさに特化したSFAツールで、現場目線の分かりやすい管理画面など、専門知識の乏しい現場の営業担当者でも利用しやすく、社内定着率が高いことが特徴です。

月額数万円の小規模企業向けから月額数十万円のカスタマイズできるプランなどが用意されています。

Hubspot

「Hubspot」は世界12万社以上の企業が導入する総合型CRMプラットフォームです。

インバウンドマーケティングにおいて必要とされるツールが網羅されており、他ツールとの連携も必要としません。中でもMAやSFAといった機能は月額無料から導入できるハードルの低さも魅力です。

フォームマーケティングツール

フォームマーケティングツールとは、お問い合わせフォームを活用したDM営業手法(フォームマーケティング)を自動化・効率化してくれるツールです。

フォームマーケティングは、お問い合わせフォームを基点とすることからメールの開封率が高く、また情報のないターゲットに対してもアプローチ出来ることから、近年注目度が高まっています。

APOLLO SALES 

「APOLLO SALES」は、自動で企業情報を収集し営業リストの作成が可能なうえ、それに対するメール配信や問い合わせフォーム投稿までのアプローチを一括して自動化できるツールです。 料金は月額数万円からで、契約期間などにより変動します。

GeAIne

「GeAIne」は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の技術を用いて企業の問い合わせフォームに自動で営業メールを送信することで、新規顧客の開拓を実現する営業支援ツールです。月額料金数万円のプランから用意されています。

Urizo

「Urizo」は、幅広い媒体から電話番号やメールアドレスなどの営業に必要な情報を自動取得し、営業リストを手軽に作成できます。無料版から月額料金数万円までのプランが用意されています。

ビジネスマッチングサービス

ビジネスマッチングサービスとは、何らかの課題を持つ企業や、協業する企業(ビジネスパートナー)を探す企業同士をマッチングするサービスです。

ビジネスマッチングすることによって、販路の拡大のみならず、協業企業への外注や互いのノウハウの共有、協業企業のブランド力の活用等、双方に利益の出る協力関係を図ります。

アポレル

「アポレル」は、自社の製品・サービス内容やアピールポイントなどから、ニーズに合った営業先を紹介してくれる決裁者アポイント獲得支援ツールです。一部の機能は無料で利用できますが、追加機能や専用コンシェルジュが加わる月額固定の料金プランもあります。

チラCEO

「チラCEO」は、「ONLYSTORY」という決裁者マッチングプラットフォームの利用により、自社サービスにマッチした決裁者に対し、直接的なメッセージやサービス提供会社からの紹介を通してアポイントを獲得できるツールです。

決裁者に直接想いを伝えることで、リード獲得の確度を高めることができます。

アカウント・ベースド・マーケティングツール(ABMツール)

アカウント・ベースド・マーケティング(ABM)とは、具体的な顧客をターゲットとして選択し、そのターゲットに対する最適なアプローチにより売上の最大化を目指す戦略的なマーケティングの手法です。

近年、アカウント・ベースド・マーケティングの自動化を実現するツールの登場により、BtoBマーケティングにおいて注目が高まっています。

FORCAS

「FORCAS」は、分析により成約に至る可能性の高い顧客を予測し、最適なマーケティング活動を支援するツールです。運営するFORCAS社が保有している企業情報を活用することもできるため、より幅広いアプローチが可能となります。

uSonar

「uSonar」はLBC(Linkage Business Code)という日本最大の法人企業データベースを活用した顧客データ統合ツールです。

自社で保有している顧客データとLBCを統合し、既存顧客の傾向などから、優先すべきターゲットリストを簡単に作成することができます。

インサイドセールス管理システム(ISM)

インサイドセールスは、直接対面して行う「フィールドセールス」に対し、電話やメールなどを利用して非対面で行う営業活動を指します。

「内勤営業」や「リモートセールス」とも呼ばれ、スピーディかつ効率的に実施できるのが特徴です。インサイドセールス管理システムは、インサイドセールスの行動管理やアポイントの獲得などをより効率化します。

BALES CLOUD(旧:Biscuet)

「BALES CLOUD」はインサイドセールスに特化したクラウド型サービスツールです。電話のワンクリック発信やリードへの一斉メール送信で営業活動の効率化が図れます。

また、見やすく操作しやすい管理機能やフォーム作成機能など、導入時の学習ハードルが低いことも特徴です。

LEADPAD

「LEADPAD」は、160万社もの企業データベースが標準搭載された営業活動プラットフォームです。

自動メール送信や荷電タイミングの設定をできる自動営業ワークフローや、アクションボードを利用できるほか、Sales Cloudと連携することでリード情報と最新の企業情報を紐付けて営業活動に活かせる点も特徴的です。

ウェビナーツール

ウェビナー(Webinar)とは、「Web」と「Seminar」を合わせた造語で、インターネット上で開催されるセミナーや勉強会などのことを指します。「Webセミナー」「オンラインセミナー」などとも呼ばれます。

場所を問わずどこからでも参加できる、会場費や機器搬入費などが不要なため開催費用が抑えられる、といった特徴があります。近年のコロナ禍とも相まってウェビナー開催が盛んになり、そのためのツールも数多く登場しました。

ネクプロ

「ネクプロ」は、集客から配信、視聴データの分析まで、ウェビナー開催に必要な機能をオールインワンで提供するツールです。特に分析が充実しているため、ウェビナーマーケティングを効率的に実現できます。

Webinar Room

「Webinar Room」は、ウェビナー動画を掲載することで、リード獲得を実現するサービスです。

ユーザーは見逃したウェビナーをいつでも視聴することができるので、ウェビナー開催から長い時間が経過していたとしても、リードにつながる可能性があります。掲載費用は無料で、獲得したリードに対して料金がかかります。

オンライン商談ツール

オンライン商談ツールとは、名刺交換や資料共有、チャットなど、Web上で商談を行うための様々な機能を提供し、効率的な営業活動を支援するツールです。

近年のコロナ禍に伴って直接対面による営業活動が制限される中、多くの企業において導入が進められました。ビデオ会議ツールなどでも商談は可能ですが、オンライン商談ツールには商談に特化した機能が多くあり、より便利に活用することができます。

Zoom

「Zoom」は、世界No1シェアを誇るWeb会議ツールです。一回あたりのデータ通信料が少ないことが特徴的で、通信が安定していることから大人数での会議にも向いています。

レコーディング、画面共有など、Web商談やWeb会議で便利なツールがそろっている点や、URLクリックだけで参加できる手軽さも魅力です。1回の会議で継続利用可能な時間は、無料版で40分、有料版で30時間となっています。

Google Meet

「Google Meet」は、Googleの提供するWeb会議ツールです。Googleアカウントを持っていさえすればオンライン会議を開催できます。

無料版でも2名であれば最長24時間、3〜100名の会議で最長1時間利用できます。有料版では、録画やノイズキャンセル、アンケート機能等も使えます。

CMSツール

CMS(Contents Management System、コンテンツ管理システム)とは、Webサイトを構成するテキスト・画像といったコンテンツや、デザイン・レイアウトテンプレートなどを統合的に管理し、制作や公開などサイト運営に必要な処理を効率化するシステムです。

面倒なHTML記述やCSS設定などの作業負荷が軽減される他、Googleにクロールされやすいサイト構造を実現するなど、SEOにも対応しているものがあります。

また、作業負荷の軽減はスピーディなページ公開につながるため、継続的に多くのページを公開する企業にとっては、導入必須のシステムとなっています。

ferret One

「ferret One」は、高い操作性によるWebサイトの制作や更新が可能なツールです。また、セットで提供されるBtoBマーケティングの独自ノウハウにより、リード獲得から受注までのマーケティング活動を支援してくれます。

LeadGrid

「LeadGrid」は、豊富なテンプレートを備え、シンプルな操作で手軽にサイト制作が可能なツールです。フォーム管理や集客など、リード獲得に必要な機能も利用することができます。月額料金数万円からのプランが用意されています。

リード獲得ツールを比較・検討する方法

これまで見てきた他にも、リード獲得に活用できるツールは数多く存在します。その中から自社に合ったツールを選定するためには、製品やサービス、マーケティング手法や営業フローなどを総合的に考慮する必要があります。

また、今後マーケティング活動を続けていく中で新たに出てきそうなニーズについても、想定しておくことが重要です。以下を参考にしながら、ぜひ成果の上がる有益なツールを選定してください。

自社サービスの売上戦略やターゲット層を把握する

マーケティング手法や施策によって、獲得できるリード層が変わってきます。例えば広告出稿の場合、どのようなメディアを利用するかで、リードにおける業種や職種、役職などの属性が異なってきます。

まずは自社の製品・サービスの売上戦略やターゲット層をしっかりと把握し、期待するリードを効率的に獲得するにはどのような手法や施策を選択すればよいかを明確にする必要があります。

その上で、選択したマーケティング手法や施策を実践する際の課題を整理し、その解決と効率化が可能なツールを選定します。

その際、リード獲得後のデータ分析や、それを次のマーケティング活動にフィードバックすることなども含めて、総合的に考慮することが重要です。

同じ用途のツール同士の相場感を把握する

ツールには、その用途によっておおよその料金相場があります。とはいえ、各ツールごとに様々なプランがある上、一見するとツール間でも大きく料金が違うように感じることがあります。

重要なのは、同じ用途のツール同士で、同じ条件・同じ基準で比較し、相場感を把握することです。

月額料金数万円からというプランが多く見受けられますが、たとえそれ以上の料金を支払う場合でも、条件によって費用対効果が高いことはあります。

まずは無料のツールや無料体験版を試してみる

近年における社会環境の急激な変化、特にコロナ禍による在宅勤務やリモートワークの定着などで、マーケティング活動や営業活動が大きく変化する中、無料で活用できるツールも多く誕生しました。ビデオ会議ツール「Zoom」や、顧客管理ツール「Hubspot」などがよく知られています。

上で紹介したツールの中にも、無料で利用体験できるものがいくつかあります。まずはそれらを活用し、自社におけるマーケティング活動との相性やユーザービリティなどについて、コストをかけずに確認するのが得策と言えます。

まとめ

繰り返しになりますが、リードとは見込み客であり、売上や利益というビジネスの最終成果につなげるための第一歩として、その獲得は非常に重要なプロセスです。

つまり、そこで活用するリード獲得ツールの選定も、成果を左右する重要な最も重要な要素であると言えます。

またこの記事でもお伝えしてきた通り、様々あるマーケティングの手法・施策に合わせて、同じく様々なリード獲得ツールが存在します。

本記事を参考に、ぜひ自社に合ったツールを選定し、積極活用してみてください。その結果、貴社の大きな成果達成の一助となれれば幸いです。

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